リフォーム内容(東京都、板橋区)  6畳、洋間のリフォーム風景です。
・壁にボードを貼りクロス仕上げ
・柱、枠回りはペンキ仕上げ
・床フローリング上貼り
・建具、化粧シート貼り
総額で、約42万円の工事でした。
工事日数は、5日間かかりました。
〜2004年7月〜

リフォームするお客様の家です。今回は、2F・6畳間の、次男様のお部屋を、工事します。 社長による、職人への説明風景です。化粧ベニヤの上に、ボードを貼り、縁取りのため、見切りという枠をつけます。
ペンキのためし塗りです 出窓の下の収納部分、建具の細かい隙間をチェックしたり、寸法を測っています。ています。

石膏ボードを、化粧壁に貼りつけていきます。 エアコン廻りは、見切りという枠をつけて、ボードを貼っていきました。
出窓部分の繊維壁です。このままだと、クロスが貼れないので、剥がし材を塗って、繊維を剥がしてから、壁紙を貼りました。
今回のリフォームで、クロスを貼るときに問題になったのが、この出窓の繊維壁でした。

一昔前は、このように繊維(綿のようなもの)を、左官壁に塗りつけて温かみを出すのが、はやったときもあったのですが、時間と共に磨耗して、汚ればかりが目立つようになっていました。

この繊維は、のりで簡単につけてあるため、霧吹きなどで水を吹きかければ剥がすことは出来ます。
しかし、そうすると繊維が飛びちり、とても埃っぽくなってしまうのです。ですから、今回は剥がし材(海草で出来ています)を使い、がりがりと剥がしていきました。

そのあと、総パテをし、丁寧に壁を平らにならしてから、
クロスを貼っていきました。
剥がし材を水に溶き、壁前面にパテベラで塗りつけ、5〜10分ほど置いたら、剥がし始めます。壁を傷つけないように、丁寧に剥がしていきました。
石膏ボードのつなぎ目に、パテ処理を施し、壁紙を貼っていきます。これから受験を控えているお子様の部屋なので、落ち着いて勉強に集中できるように、壁紙の色は、真っ白よりも少しだけ、アイボリーがかったシンプルなものをお勧めしました。
お客様は、はじめフローリングの貼り替えをご希望されていましたが、お部屋が2Fなため、一度剥がして、貼り替えるとなると、かなりの大工事になってしまうので、今回は、新しいフローリングを、上に貼ることにしました。
そうなると、フローリング一枚分、床が高くなってしまうので、入り口の建具の、敷居部分の調節を、はじめに行いました。

(1)

(2)
いよいよ、フローリングの工事に取り掛かろうと、しいてあったカーペットを剥がしましたら、(2)のように一部、傷みが見つかりました。板の反り返りを矯正し、補修を加えて、フローリングを貼る方向を、縦から横に急きょ切り替え、元の板のあばれを抑える貼り方に変更しました。
(1)わかりづらいかもしれませんが、シートを貼る前に建具の縁に、薄く専用接着剤を塗りつけます
(2)シートを貼りつけ、角をローラーでなでつけたるみを調整しています。
こちらのお宅は、本当に収納が沢山あって、今の住宅にはうらやましいかぎりです。
その収納の建具の傷みが目立ち、建具をそっくりそのまま取り替えるとなると、かなり金額が張ってしまうので、表面に、「リアテック」という、薄いシーをを貼って、見栄えをよくしました。色は床のフローリングとあわせ、明るく仕上げました。
合計8枚の建具を、施工しました。
(1)カーテンレール、カーテンを取り付けています。
(2)ベランダへ出るドアなのですが、普段は使用しないということで、目隠しのために、ロールスクリーンを取り付けました。
全ての工事が完了し、最後に、お坊ちゃまが、ご苦労様ですと、お茶を振舞ってくださいました。

(1)

(2)
今回の工事は、6畳一間とはいえ、壁、床、建具、ペンキと、いくつもの、工程が盛り込まれており、5日間という日数がかかってしまいました。

その間、自由にお部屋が使えなくて、施主様は、かなりご不自由、苦労があったと思います。
しかし、そんなそぶりは一切見せず、いつも私どもに明るく対応して下さったこと、とても感謝しております。

ご両親の、愛情から始まった、今回のリフォーム。新しく生まれ変わったこのお部屋で
これからどんなドラマが、繰り広げられるのか
本当に楽しみです。