炭 の こ と、知 り た い |
●炭の種類
炭の種類は、大きく分けると、木材を焼いて作られた木炭と、竹を焼いて作られた竹炭とに分けられます。
@ 木 炭
木炭のなかでも、さらに「黒炭」と「白炭」の、白黒二種類に分けられます。
この白黒の違いは、炭を焼くときの釜の形と、温度と、焼き方にあります。
「白炭」は、炭の中では最高級の品物で、原木が、1/10ほどの小ささになってしまうほど、手間隙かけて焼き続けます。
木材の種類は、太平洋沿岸の温暖な地域に生育する、硬くて重い材質の、馬目樫(うばめがし)というもが使われております。これが、最高品質の備長炭と呼ばれている炭です。
この他、東北地方では、ナラの木を使っていたり、四国や九州では、樫の木を炭材にして白炭が、じっくり、丹念に焼かれています。
釜の温度は、1,000℃以上で、10日間、一度火を入れたら、寝ずの番をしながら焼き続けます。途中で白炭独特の技法を使い、消し子という粉(砂と灰)を炭にかけ、火を消していきます。この、消し粉をかけた時に、炭が白っぽくなることから、白炭といわれています。
これは、中国から伝えられた伝統ある焼き方で、今でも、白炭を焼けるのは、中国・日本・朝鮮半島の一部だけで、欧米やその他の地方では、黒炭しか焼かれていないようです。
「黒炭」は、クヌギ、コナラ、カシ、などを材料として使い、燃料などとして使われているのが、これに当たります。釜の温度は、400℃〜600℃位で焼かれ、炭質も柔らかで、火のつきもよく、早く燃える特徴があります。火の消し方は、釜の窪口や煙道口を塞いで、そのまま自然に冷却されていきます。
黒炭の代表的なものは、「島根木炭」、「池田木炭」(大阪地方)、「岩手木炭」などがあり、燃料以外にも、細かく砕いたり、粉状にしたりして、住宅や衣類、私達の生活に、幅広く活躍しています。
A 竹 炭
竹炭の材料は、真竹(マダケ)、孟宗竹(モウソウチク)、淡竹(ハチク)などが使われています。
竹炭は、300℃〜400℃で焼かれ、2日〜3日で出来るといわれています。
実際手にとってみると、木炭に比べて、重量が軽く、なんとなく頼りなさそうですが、実は、木炭よりも、殺菌効果が高いという特徴があります。
また、竹炭は、1,000℃以上の高温で焼いてしまうと、釜の中で爆発してしまいやすく、技法が難しいといわれています。しかし、そのように高温で焼かれた竹炭は、備長炭よりも数倍の吸着性があるといわれています。
調湿、消臭、空気の浄化など、現在の都会生活、マンションのような住宅環境には、どんどん使われるべきだと思われます。比較的安価で手にはいる竹炭は、シックハウスなどの被害から、私たちを守ってくれる強い見方になってくれることでしょう。
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●炭の効能
@有害な電磁波を、遮断する効果があります。
A調湿性・消臭性
Bカビ・ダニ・白蟻・害虫を寄せ付けません。
C水に入れると、不純物を取り除いて、弱アルカリ化されます。
D空気を清浄し、マイナスイオンを発生、還元して癒しの効果があります。
Eものを中から温めたり、血行を促進したり、アトピーを緩和したりなど、遠赤外線効果があります。
F草花や果物などの鮮度を保つ効果があります。
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炭がいいとはよく聞くけど、
どうやって使えばいいの? |
●炭の活用方法 |
通気性の良い、籐のカゴなどに、炭をいれ、
床に置いておくだけで、
空気をきれいにしてくれます。 |
@通電性があり、有害な電磁波を遮断します。
パソコンに向かう時間の長い人は、パソコンのそばに、炭を置いて、電磁波の被害から、なるべく人体を守るようにおすすめします。小さい小皿に、クラッシュした木炭や竹炭を入れ、卓上に置いたり、足元に、通電性の最も高い、備長炭を置かれるといいでしょう。また、炭を塗りこんだシートなども開発されていますので、パソコンの下に敷いてみたり、マウスパッドなどで、活用される方法もあります。
パソコンのそばに、例えばコーヒーや、ジュースなどの飲み物を置いたとすると、およそ30分ほどで、その飲み物の成分が、電磁波に犯され、成分が狂ってしまうそうです。当然それを飲んだ体内も、波動がおかしくなり、免疫力の低下とともに、様々な病気が引き起こされるといわれています。
あまり、パソコンのそばには、飲食物は置かれないほうが、賢明なようです。
A調湿性・消臭性
よく焼かれた炭には、無数の穴があいており、この穴が湿度の調節、悪臭の吸着、除去を行ってくれます。梅雨時や夏場は、湿気を吸収し、冬場の乾燥した時期には、蓄えた水分を必要な分だけ吐き出し、室内に潤いを与えてくれます。
トイレ、押入れ、タンス、下駄箱など、湿気がこもりやすかったり、臭いが気になるところに、炭を入れて置きますと、扉を開けたときの不快な臭いが、消えています。また、湿度の調節も行ってくれるので、カビなどの発生も、防ぐことが可能です。炭を加工したシートや、塗料など、便利な製品がどんどん研究、開発されています。
室内に目を向けてみますと、部屋の四隅にゴミや埃がたまりやすいように、目に見えない有害物質も、たまっているといわれています。
四隅に炭を置き、空気中に流れ出た、ホルムアルデヒドなどの、揮発性有害物質を、吸い取ってもらいます。(1月に一回は、炭についた埃を払い、風通しのいいところで陰干しをして、炭のメンテナンスを行ってください。)
炭を置く時は、なるべく、床に置くようにしてください。
室内の空気というのは、だいたい、床下30cmあたりまでが、一番汚れているといわれているからです。
炭の量は、一箇所に3sぐらい置かれるといいようです。
果物が出す、エチレンガスなども、炭が吸い取ってくれるので、冷蔵庫の臭い取りにも活用できます。この場合、木炭よりも殺菌力の高いといわれている竹炭を細かく砕いた物を、使用されるといいいいようです。
Bカビ・ダニ・白蟻・害虫を寄せ付けません。
室内の気温が20℃以下、湿度が55%以下だと、極端にカビの活動が止まるようです。
そこで、なるべく各部屋の四隅に、炭を置くようにして、調湿効果を利用されると、カビの発生は防ぐことが出来るでしょう。
また、防蟻効果もありますので、床下に炭を敷き詰めますと、防蟻対策にもなりますし、床下の極度の多湿、乾燥も、防いでくれます。床下の土台などに木が使われていますと、極度に乾燥した場合い、木材が割れてくることがあります。そういった被害も防ぐことが出来ます。
しかし、これだけ科学が発達した現在でも、ダニや白蟻、害虫といった生物を、なぜ寄せ付けないかは、はっきりした原因がまだつかめていないようです。
C水に入れると、不純物を取り除いて、弱アルカリ化されます。
炭を飲料水に入れ、6時間〜半日ほどおくと、おどろくほど、おいしい水が出来上がります。滑らかで、柔らかく、つるりとした優しい感じがします。これは、水の中の分子が炭の効果で、小さく分解され、水が活性化されて、水の分子が元気になるからだそうです。
不純物や塩素などを吸着し、水が、浄化されきれいで、おいしい、元気な水が出来上がります。
〜その他、お料理に使えます〜
●ご飯を炊く時や、煮物、おでん、揚げ物まで、炒め物以外、何でも炭を入れて炊いたり煮たりできるのです。
ご飯は、最低 火を入れる最低30分前には、炭を一緒に漬けておいて下さい。炊く時は、炭を入れたまま、普通にスイッチを入れるなり、火にかけるなりします。
ふたを開けたとき、お米がキラキラと輝いていて、まるで新米をいただいているかのように、おいしいご飯が炊き上がります。
●煮物に関しても、味がまろやかになり、甘みが増して整う感じがします。ですから、お砂糖の量を減らすことが出来るでしょう。隠し味の秘密兵器に、炭を是非お試しください。
●揚げ物をされる時も、油が冷たいうちから、炭をいれ火にかけます。そして、そのまま天ぷらなり、フライなり、揚げ物を揚げていきます。からっと揚がって、天ぷら屋さんの揚げたてを食べているようです。
終わってからも、炭を入れたまま保存しますと、油の酸化を遅らせることが出来ます。
※炭をいれたまま、水を火にかけますと、水の分子が小さくなっている分、火の通りが早く、お料理時間の短縮、省エネにも一役かってくれます。
〜お風呂にも使えます〜
お風呂の浴槽の中に、炭を入れておきますと、やはり水の分子が細かくなっているせいか、お湯が柔らかくなっているのを感じます。
一番風呂と比べてみると、よくわかると思いますが、肌に突き刺さるようなチクチクした感じが全然しません。手ですくってみても、お湯がとろ〜りとしていてます。
水の分子が細かくなるせいと、水分中の塩素を、炭が調和してくれているからです。
肌の弱い方、アトピーのお子様などは、シャワーなど使わずに、炭を入れた湯船のお湯をすくって、身体を洗うようにされると、症状が落ち着くようです。
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こんなに便利な炭の商品があります。
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