リフォーム素材
竹炭ウォール
竹炭ウォールに使用している竹炭パウダーは、竹炭と、セラミックからなります。竹炭の原料である「ミャンマー竹」は成長力および繁殖力に富、枯渇しない、非木材資源です。竹の種類は、日本の竹よりも肉厚のミャンマー竹を用いています。
もう一方のセラミックには、食器(茶碗など)や花瓶に使われている、陶土を用いています。この二つの原料を混合し焼結することで、性能が向上した白色竹炭パウダーに生まれ変わります。
この竹炭パウダーは、備長炭などに比べて、多孔質であるため、吸放湿性や、消臭性に優れています。
特 長 |
@吸放湿性に優れています。
竹炭の持つ多孔質により、吸湿⇔放湿を繰り返します。
結露が発生しにくくなり、カビの菌糸の増殖を抑制する効果があります。
吸放湿性試験の結果
壁紙の吸放湿性とは、空気中の湿気を吸収したり、放出したりすることを言います。室内の湿度の調整を行い、結露発生を遅延させたり、室内の湿度をなるべく一定に保とうとします。壁紙単体としても充分機能しますが、石膏ボードなどの吸放湿性を有する下地と組み合わせることで、さらに効果が高まります。
通常のビニール壁紙との吸放湿性能の差はかなりあり、竹炭ウォールのほうが、ビニール壁紙より、約15倍の、吸放湿性能があります。
A消臭性能があります。
竹炭パウダーの持つ、吸着性能により、悪臭成分を吸着して消臭します。臭いの元となる成分を除去し、室内をさわやかな状態に保つ効果があります。また、シックハウス症候群の原因物質ともいわれる、ホルムアルデヒドにも優れた効果が得られます。
B安全性に配慮しています。
●全点「JIS規格」「SV規格」に合格しています。
ホルムアルデヒド放散量を規定した、JIS規格に合格しています。また、VOCなどの化学物質や重金属を規制した安全品質基準のSV規格に合格しています。
●表面印刷に水性インキを使用しています。
日本でも揮発性有機化合物(VOC)規制が厳しくなりつつあります。大気や海、河川を汚染し健康を害する要因となっているからです。EUでは、すでに壁紙に使用する油性インキを規制する方向に進んでいます。「無機質ウォール」は水性インキを使用しているので、安心です。
●燃焼時に有毒ガスが発生しません。
C通気性壁紙です。
壁紙の通気性とは、気体(水蒸気等)の通りやすさを示します。通気性があると、室内の気体(水蒸気等)が壁紙を通過して、室内側と下地側とを行き来することが出来ます。
例えば、石膏ボードなどの吸放湿性を有する下地基材と組み合わせ場合、下地基材の吸放湿性が阻害されず、結露が発生しにくくなります。
(下地材との組み合わせが大事です。)
D防カビ性壁紙(業界統一基準)です。
「竹炭ウォール」は業界統一基準である防カビ性を備えた防カビ加工を施しています。カビの菌糸の増殖を抑制する効果があります。
E撥水加工の壁紙です。
日常生活における軽微な水性汚れを素早く拭き取ることにより落とすことが出来ます。但し、表面が微細孔構造のため、汚れが付着してから長時間放置されると、拭き取ることが出来にくくなりますので、ご注意ください。
(汚れがついたら、すぐに対処することです。)
汚れの種類 | 除去方法 |
水系の汚れ (ジュース・コーヒー等) |
付着直後であれば、乾拭きにして除去してください。乾燥後であれば、固く絞った湿布にてふき取るか、中性洗剤を薄めた水で絞った湿布にてふき取ってから、きれいな水で固く絞った湿布にてふき取り、最後に乾拭きをしてください。 |
手あか | 中性洗剤を薄めた水で固く絞った湿布にてふき取ってから、きれいな水で固く絞った湿布にてふき取り、仕上げに乾拭きをしてください。 |
クレヨン 水性ペン ボールペン |
中性洗剤を薄めた水で固く絞った湿布→きれいな水で固く絞った湿布→仕上げに乾拭きをしてください。 但し、放置時間や汚れの種類により、完全に除去出来ないケースがあります。 |
油汚れ | 中性洗剤を薄めた水で固く絞った湿布→きれいな水で固く絞った湿布→仕上げに乾拭きをしてください。 但し、放置時間や汚れの種類により、完全に除去出来ないケースがあります。 |
油性マジック | 拭き取ることが出来ません。 |
その他 | 中性洗剤を薄めた水で固く絞った湿布→きれいな水で固く絞った湿布→仕上げに乾拭きをしてください。 但し、放置時間や汚れの種類により、完全に除去出来ないケースがあります。 |
F防火性能は「不燃」「準不燃」です。
法定不燃下地と組み合わせると「不燃」、法定不燃石膏ボードおよび、準不燃下地と組み合わせると「準不燃」となります。
(壁紙単体ですと、「不燃」となります。)
G施工性に優れています。
従来の紙壁紙にないボリュームを持ち合わせており、下地の凹凸が目立ちません。また、表面に撥水樹脂加工を施すことにより、従来の紙壁紙に比べて、施工可能時間(120分)の延長と、目地スキの抑制を実現しています。