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リフォームで壁紙を貼り替えるときに、知っておきたいこと。




2003年7月1日  改正建築基準法がスタート


建築基準法の改正について

2002年7月12日、建築基準法が一部改正され、下記のとおりシックハウス対策の規定が加わりました。今回の規制対象となる化学物質は「ホルムアルデヒド」と「クロルピリホス」で、これらを発生する恐れのある建材や接着剤等は使用制限ん対象になります。

「居室を有する建築物は、その居室において、政令で定める化学物質の発散による衛生上支障がないよう、建築材料及び換気設備について、政令で定める技術的基準に適合するものとしなければならない。」
(建築基準法第28条の2、 居室内における科学物質の発散に対する衛生上の措置)
改正内容のポイント(2003年7月1日施行)
ホルムアルデヒドに関する建材、換気設備の規制
@内装仕上げの制限
A換気設備装置の義務付け
B天井裏などの制限
クロルピリホスの使用禁止
主に、輸入合板に、多く使われており、海外からの輸入時の、防腐目的に使われていた。 主に防蟻剤に含まれており、木材や、畳の、シロアリよけに多く使われていた。

壁紙の日本工業規格(JIS)改正について

建築基準法の一部改正を受け、シックハウス対策にて面積制限のかからない「規制対象外」とし、2003年3月20日に改正・告示されました。
JIS工場にて、2003年3月21日以降に精算のJIS製品には、JISマークとともに、F☆☆☆☆(エフフォースター)(ホルムアルデヒド等級の最上位規格を示すマーク)を表示しています。

壁紙「JIS A 6921」規格における改正のポイント


(1)ホルムアルデヒド放散量の規定値を変更
これまでのデシケーター法による規定値を「0.5mg/L以下」を、「0.2mg/L以下」へと厳しくした。
(2)有効巾の表記を変更
多様な有効巾の商品が生産、販売されることから、これまで限定してい多、有効巾を「原則として520o、920o、460oとする」とした。変更部分は「原則として」を追加したもの。
(3)ホルムアルデヒドの放散量試験の定量方法を変更。
複数あった試験方法を「光電分光光度計」のみとした。
(4)表示についての項目を追加した。
ホルムアルデヒド放散量の性能区分「F☆☆☆☆」マークを表示。

SVマーク

SV規格の概要
SV規格とは、壁紙製品規格協議会加盟会社が、消費者の皆様に安心してお使いいただける壁紙を提供することを目的として制定した自主規格です。


SV規格の設定趣旨
オゾン層の破壊や、温暖化現象によって、近年地球の環境が悪くなってきているといわれています。また、室内環境も住宅の気密化、高断熱化の影響や換気不足で、ホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)等による汚染が問題になっています。壁紙製品の規格協議会では、人々がより安全に健康で快適な暮らしを営める環境作りに適合した壁紙製品の供給を目的に、SV規格を制定しました。制定にあたっては、ドイツのRAL品質保証壁紙や、日本工業規格JIS A  6921(壁紙)の品質基準を充分考慮し、より高い安全性を追及すべく独自の検討を加えて作成しました。なお、SV規格とは(Standard Value)の略です。

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